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白髪の旅ガラス

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川柳モドキ

 俳句には季語があり、川柳にはユーモアがある。それに比べ、川柳モドキには季語もなくユーモアもないけれど、詠む人の心を十七文字で自由に表現する楽しさがある。それを、次の川柳モドキで紹介したい。

【犬だって オムツを嫌う 権利あり】

 高齢犬になり足腰耳目歯が衰えても、水を飲み高齢犬用のドッグフードを口にすれば、外に出て縄張りを確かめ、ついでに排尿や排便をしたいもの。その気持は非常に強いが、介助なしに自立歩行が困難になり、単独では用が足せない。

 万が一に備え、いつでも排泄可能なオムツが用意された。もともと、自前の毛皮しか身に着けたことがないから、何とかしてオムツを外そうと脚をバタつかせてみたが、横になった身の前脚は前方を掻くばかり。

 それに、オムツなど当てなくても、家の者が帰るまで排泄など我慢するのは容易なことである。ところが、運悪く体調不良の時があり、いつもなら我慢できる筈のものが、恥ずかしながら固さ不十分で漏れてしまった。

 子犬の頃なら度々あったが、久し振りの粗相に面目ない限りである。それからオムツを心配してくれたのだが、今は体調も戻りオムツなど不要になったから、もう当てないで欲しい。そんな犬の気持、先の川柳モドキは詠ったものである。

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【コンサル川柳コーナー】

№33 解の無い 課題集めて 悩む趣味

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by tabigarasu-iso | 2010-05-31 07:43 | 小説 | Comments(0)

最短小説

 日本には、俳句と言う素晴らしい文章があります。余分な飾り文句を一切捨て、季節の移り変わりに載せた人の思いを読む人の心に沁み込ませる。これこそ、世界最短の感動小説であり、多くの人が楽しんでいます。

 一方、同じ十五文字ながら季語など関係なく、風俗や世相をユーモラスに風刺する川柳も俳句に負けていません。どちらかと言えば、季語や作法など硬いことを抜きにした川柳は、昔から庶民の味方と言えるでしょう。

 更に、川柳でも無い十五文字の小説があります。言いたいことを五七五にまとめるものですが、これを川柳モドキと言いましょうか。何となく笑えるものもあり、何となく侘しいものもあり、何となく頷けるものもあり、何れも少しばかり心に響く。

【見てくれを 思って染めた 髪戻し】

 これは、白髪が大半になり老いを感じた作者が、気持ちを若返らせようと髪を染めてみたものの、そろそろ元の髪に戻そうか思案している気持をまとめた川柳モドキです。当人以外に興味などないかも知れませんが、今後は普及することでしょう。

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【コンサル川柳コーナー】

№30 後ろ向き 歩く行進 海老に聞き

№31 無駄使い 仕分けする人 無駄な人

№32 竜巻に 巻き返し技 学ぶ牛

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by tabigarasu-iso | 2010-05-30 12:29 | 小説 | Comments(0)

明るいISO

 相変わらず、口蹄疫で種牛まで処分するとかしないとか、次の参議院議員選挙で民主党の旗色が悪いとか、沖縄米軍基地の移設問題は最初から候補地が決まっていたとか、有名力士が賭博に関わったとか、明るくない話題ばかりです。

 こうした報道は、それを真に受けた人の心を暗くするだけで、人々から明るい未来を構築する意欲を奪ってしまうことでしょう。その責任は、影響力の大きい報道関係者にあります。また、ほんの僅かながら、インターネットを利用して情報を発信する人にもあるでしょう。

 そこで、明るいISOの話題を一つ。そもそも、品質ISOや環境ISOは、人々の暮らしや地球環境の未来を明るくする為のものです。それを承知の組織が、自ら喜んで取り組む仕組みですから、明るい成果が生まれない筈がありません。

「関係者から積極的な意見が出るようになり、社内が明るくなりました」
「取引先からの評判も良くなり、新しい注文が増えました」
「何より、無駄な経費が減り、売上も上がりました。利益も出ましたから、ボーナスに反映させます」
「人だけでなく、様々な動植物の存続に強い関心を持つようになりました」
「仕事を通じ、メダカの泳ぐ自然環境を孫に残したいと思うようになりました」
 こうした、ISOを上手く活用した明るい成果、今後も呟いて参ります。

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【コンサル川柳コーナー】

№24 高齢化 コンサル世界 昔から

№25 審査時に 社長を諭す 元社員

№26 エコカーが 沢山走って 温暖化

№27 腹立てず 気を長くとは 後で知り

№28 五分の星 千秋楽に 勝ち多く

№29 審査時に 表舞台を 披露して

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by tabigarasu-iso | 2010-05-29 00:30 | ISOマネジメント | Comments(0)

営業応対の道

 会社に居れば、証券の勧誘、広告の勧誘、電話サービス切り替えの勧誘、OA機器切り替えの勧誘、先物取引の勧誘などが頻繁にあり、家に居ても、改築の勧誘、墓の勧誘、太陽光発電の勧誘、生命保険の勧誘など、営業される方の電話や訪問の絶えることはありません。

 立場が変われば、物の売り込み、サービスの売り込みなど、電話やメールあるいは訪問で営業しますから、断わるにしても、話を聞いてみるにしても、営業相手に失礼のない応対が必要です。

 とは言え、飛び込み営業に丁寧な対応をしていては、それだけで仕事になりますから、相手の心証を悪くしない断わり方が必要でしょう。
「社長さん、いらっしゃいますか」
「恐れ入ります、ご用件は」
「・・・」
 答えない方には、会わない、電話を回さないことを優しく伝えましょう。

「総務の責任者の方、いらっしゃいますか」
「どのような御用件で」
「人材募集の件で、責任者の方にお会いしたいのですが」
「今のところ、必要としておりません」
「それでは、名刺交換だけでも」
「お断りします」
 必要のない案件勧誘に名刺を渡せば、必ず次の営業がありますから、優しく断わるのが営業応対の道と言うものです。

 依頼を受けて提案書と見積書を送付し、これまた先方の依頼で営業訪問をした場合。
「担当者に急用が入りましたので、替わりにお話を伺います」
 ここまでは良くあるケースで、応対に問題はありません。
「改めて提案内容を説明させて頂くと」
「その必要はありません。良く判っていますから」
「それでは、弊社の提案内容と見積内容に関し、貴社の御意向を伺えますか」
「これから書類選考をしますから、その結果によります」
「はあ、それでは今回の訪問依頼は」
「担当者でないと判りません」
 こうした例は、営業応対の道から大きく外れますので、厳に戒めたいものです。

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【コンサル川柳コーナー】

№17 その鋏 縁を切るのと 迫られて

№18 定年を 過ぎた頃から 若返り

№19 審査員 トップの首に 鈴を付け

№20 船頭の 乗らない船に 乗る勇気

№21 笑いたい 川柳ひねり 疲れ果て

№22 手を返し 強きになびく 風見鶏

№23 先生と 言われてみれば たしか先

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by tabigarasu-iso | 2010-05-28 00:13 | コンサルサービス | Comments(0)

誰も居ない

 営業する人が賑やかに電話する光景は、活気があって良いものです。しかしながら、客先に出向いて売上を上げる人が、静かな室内に大勢居る光景は好ましくありません。だからと言って、用事もないのに外出する訳にも行きませんから、営業に出向く仕掛けを作る必要があります。

 そこで重要なのは営業企画。まず、製品やサービスを必要とする潜在顧客の発掘から企画します。営業対象を定め、どんな方法でアプローチするのか、過去の施策から未着手の施策まで、仲間と意見を持寄るのが営業企画会議。従い、意見を持たない人は、参加しても意味がありません。

 営業企画会議で施策や方向性が定まれば、それを具体的にする実行計画を練り、翌日からは計画に沿い営業活動を実行するばかりです。ここまではどの組織でも行いますが、進捗を見て軌道修正する習慣が定着していない組織が多いのではないでしょうか。言わば、営業計画、営業実施、営業点検、営業見直しのサイクルにおける営業点検が甘い。

 誰も居ない部屋を見て安心するのは、まだ早いようです。営業の進捗を見て、思わしくない人が外出ばかりしているようなら、呼んで具体的なアドバイスをしてあげましょう。
「汗は掻いていますね。良いことです」
 前向きな姿勢を誉めれば、次の言葉が心に心地良く入ります。
「同じ施策ばかりではいけません。頭に汗を掻いてみてください。席に戻り、三時間後に新しい策を頼みます」
 こうして、営業企画の内容を随時見直すことで、誰も居ない部屋にも安心できるでしょう。

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【コンサル川柳コーナー】

№14 あなただけ そんな言葉は 一度だけ

№15 否定する 野党になれと 与党言い

№16 会議する 窓の下では フラダンス

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by tabigarasu-iso | 2010-05-27 01:05 | コンサルサービス | Comments(0)

約束忘れ

 約束の時間より15分前には先方に着き、汗を拭いたり、髪を梳かしたり、また服装の乱れを直したり、それが営業訪問の基本です。まして、成約直前の大切な打合せに訪問先から連絡を受けて、初めて忘れていたことに気付く失態など、決して演じてはなりません。

 しかしながら、勘違いや思い違いは誰にもありますから、失態を見せた後の態度が大切です。
「すいません。遅くなりました」
 これでは、待たせた相手への謝罪にはなりません。嘘を言えとは言いませんが、成る程と思わせる事情説明が必要です。

「すいません。社内でトラブルが発生しまして、その処置に追われて居りました。時間を無駄にしたお詫び、何とか弊社のサービスで補わせて頂きます。どうぞ、お許しください」
 かように心から詫びれば、誰にもあることですから、次回から事前確認を励行する約束で何とか許して貰えそうです。

 そんな言い訳の通用しない場合を紹介すれば。
「〇〇さん、いらっしゃいますか」
「はい、お待ちください」
 約束の時間に来ていれば、居ない筈の方が電話口で。
「お待たせしました。どんな御用件で」
 約束を完全に忘れている様子です。また、社内も静かでトラブルもなさそうですから、その後の対応はどうしたものでしょう。

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【コンサル川柳コーナー】

№12 備忘録 何処にあるのと 妻に聞き

№13 片付けに 期待するのは 脳の中

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by tabigarasu-iso | 2010-05-26 00:13 | コンサルサービス | Comments(0)

僕の背中を叩くのは

 この電車の背もたれの後には、折り畳み式のテーブルが付いている。そこにパソコンを置いた若い男は、勇ましくキーボードを叩き始めた。すると、その振動がカタカタと背中に伝わり、とてもではないが考え事などして居られない。

 後を振り向き、それで注意を促したつもりだが、パソコン画面に夢中の若い男の視界には、前席の僕の顔は入らなかったようだ。ますます振動の回数は増えて、いよいよ仕上げ段階に入ったようである。もう一度、今度はゆっくり後を振り向き再度勧告した。

 言葉に出しても良いのだが、静かな車内では新たな騒音になるから、何とか態度で判らせたい。その気持が通じたのか、背中の振動はピタリと止んだ。仕事が済んだか、入力する文字が浮かばなくなったのか判らないが、背中に静寂が戻る。

 終点に着き、席を立つ前に若い男の顔を良く見た。こちらの勧告は察知していたようで、振動源のパソコンは膝の上に置いてある。最初から、前の席でパソコンを静かに操作する僕を見習えば良いものを。

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【コンサル川柳コーナー】

№10 針は何処 此処にあるよと 胸を指し

№11 横綱に なれば負け越し 引退さ

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by tabigarasu-iso | 2010-05-25 00:06 | 小説 | Comments(0)

 雨が降る
 降らなければ困る
 降り過ぎても困る
 勝手な人だ

 雨は降る
 傘があるから大丈夫だ
 傘の持てない犬も居る
 濡れて歩く

 雨が降る
 雨の付いた歌を探す
 雨に触れた文を探す
 多くて諦め

 雨は降る
 山の神様は喜んで
 田の神様も感激し
 農夫は休む

 雨が降る
 ツバメは餌探しに
 カラスは雨を避け
 人馬は何を
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【コンサル川柳コーナー】

№8 スリコギの 鉢は何処かと ゴマに聞き

№9 横綱に ならず重ねた 千勝目

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by tabigarasu-iso | 2010-05-24 08:44 | 随筆 | Comments(0)

また君に恋してる

 小さな庭の片隅に、枇杷の木が一本あります。それは、意図的に植えたものではありません。店で買った枇杷を食べ終えた子供が庭に飛ばして遊んでから数年後、知らない間に成長したものです。

 その成長の早いこと、他の植木を差し置いて瞬く間に小さな庭の主になりました。それから毎年実を付けるようになり、店で買う枇杷より小粒ながら甘酸っぱい旬の味を楽しませてくれます。

 ある時、庭の手入れを頼んだ年配の植木屋が言いました。
「他の植木に陽が当たらず、花の咲く時期に飛ぶ花粉も好ましくありません。いつか間引きしましょう」
 その時期は実を楽しんだ後と決まり、枇杷の木は1年の延命です。それを枇杷が聞いたか不明ですが、今年は例年より沢山の実を梢に付けました。

 その頃になると何処からか大きな野鳥が訪れ、小さな実を仲間で喧しく啄ばんで、隣の塀の上に糞を盛んに落とします。それは、未消化の枇杷の実ばかりですから、今年は成熟した枇杷の実を楽しむことは無理かと諦めました。

 やがて野鳥の訪問も絶え、塀の上が鳥の糞で汚されることもなく、何気なく梢を確認したところ、野鳥に間引きして貰った枇杷の実は、いつもより互いの間隔を広く取り、大きく成長したのが判ります。
「また君に恋している・・・みたいだね」

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【コンサル川柳コーナー】

№2 また君に そんな言葉が また流行り

№3 責任の 取れない人は 首相向き

№4 爺より ジイジと呼ばれ 若返り

№5 エコカーで 用も無いに 遠出して

№6 川柳に 笑える訳を 聞かれても

№7 沸きました 言ってくれるは お風呂だけ
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by tabigarasu-iso | 2010-05-23 09:51 | 随筆 | Comments(0)

好奇心

 幾つになっても、変わったことや珍しいことに興味を示す心は子供の頃と同じものです。その心が失せた時、老いを感じるのかもしれません。とすれば、老いとは生活年齢ではなく、好奇心を持たなくなった瞬間から始まる現象と言えましょう。

 では、老いを感じない方は、何に興味を持たれていますか。
「それは秘密です」
 そこで食い下がるのが若さの秘訣ですから。
「それを知りたいのです」
 懲りずに聞くのが生甲斐ですから諦めません。
「好奇心の強い方ですね」
 いよいよ雰囲気が怪しくなります。
「そうです。で、何に興味を」
 これは、犯罪に近い質問でしょう。
「いい加減にしてよ」
 そう言われても仕方ありません。

 視点を変え、宇宙飛行から無事に帰還した女性のインタビューをテレビで観た時のこと。
「何か神様になったような言葉だな」
「そうよ。人の世界から離れたのですもの」
「おいおい、いつもの話し方と違うぞ」
「そうよ。私は相手の立場になれる人ですもの」

 これは余興として、気の遠くなる予算を使い宇宙に出る理由が知りたくなりました。
「何の為だろうな」
「勿論、神の心境を悟るためよ」
「それも認めるが、本当の狙いさ」
「好奇心よ」
 だとすれば、人類に老いは無いかも知れませんが、若さばかりではいけません。時には、好奇心の無謀を止める、冷静な智恵や判断力を持つ「老い」が必要ではないでしょうか。

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【コンサル川柳コーナー】

№1 水枕 犬の為よと 妻が言い

*心機一転、ストレスを解消する17文字のコンサル川柳コーナーを設けました。
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by tabigarasu-iso | 2010-05-22 00:13 | 随筆 | Comments(0)