白髪の旅ガラス
2024-03-19T09:38:49+09:00
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白髪の旅ガラスによる随筆、小説、詩、川柳、俳句です。
Excite Blog
風に吹き飛ばされ
http://tabikarasu.exblog.jp/29985006/
2024-03-19T09:30:00+09:00
2024-03-19T09:38:49+09:00
2024-03-19T09:38:49+09:00
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随筆
それは、ある農家の庭先、干して置いた布を牛が角に引っ掛け、それを追い掛ける内に念願であった善光寺参りが叶ったと言う話です。ところで、当地では朝から吹き荒れる強風、唸る風の音に怯えて虎猫は寝床から出るような愚かな行動はしません。人も虎猫を真似れば良いのですが、銀行に出掛けなければならない用事がありました。散歩を兼ねて出掛けたものの、前から吹き付ける風に煽られ、相方は息が出来ないと苦しそうです。その直後、風向きが変わり背中を押す風には満足気でしたが、忘れものに気付いて帰宅することになり、風に押されて銀行参りとはなりません。
風神に 薄い頭髪 煽られて]]>
沈丁花の甘い香り
http://tabikarasu.exblog.jp/29981452/
2024-03-18T10:00:00+09:00
2024-03-18T10:04:27+09:00
2024-03-18T10:04:27+09:00
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詩
甘い香り漂わせ春告げます 寒い地方には適さない花に 初めて遭遇した時の驚きは 未だ鼻鮮明に覚えています 三十年目迎え不変の沈丁花 抑え気味の甘い香りに乾杯
沈丁花 そっと漂う 香りあり]]>
メダカ孵化の頃
http://tabikarasu.exblog.jp/29979039/
2024-03-17T21:00:00+09:00
2024-03-17T21:07:16+09:00
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詩
水張ったバケツにトロ舟の藻 数日経ち孵化始まるだろうと 覗く水面に見付けた細長い命
桃の花芽膨らみ白い花と競い 小さな線の藻から脱出する姿 立派なメダカになりましたな 上から声掛ける散歩中の虎猫
覗いた先に見付けた魚の動き つい本能で前脚差し込んでは 申し訳なさそうに引き込む爪 もう少し大きくなるまで待て
メダカ諦めた愛猫の下がり目 脳に焼き付いて離れない爺様 散歩終え御褒美チュルチュル 最後まで残さず絞ってあげた
水温み 越冬メダカ 跳ね上がり]]>
剪定爺
http://tabikarasu.exblog.jp/29973834/
2024-03-16T15:00:00+09:00
2024-03-16T15:08:12+09:00
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随筆
そこには伸び過ぎた枝に絡まれ、困った顔したオリーブが二本あるばかり。もしやと思い訊ねると、混み過ぎた梢や枝を剪定して欲しいと頼まれました。
早速、三脚を運び込んで、鋸と剪定鋏も揃えてオリーブの枝切り開始です。太い幹は鋸で切り落とし、小さな枝は剪定鋏でサッパリ。あっと言う間の職人技、自分でも驚きました。
ところが、切り落とした枝の整理が容易ではありません。市の回収してくれる燃えるゴミ袋に入る大きさに切り揃える作業、剪定鋏を押さえる握力が消えています。若い頃に鍛えた筋肉ですが、半世紀も過ぎれば筋肉の衰えは正直なものですね。
脚立うえ 鋸操作 慣れたもの]]>
拾った命
http://tabikarasu.exblog.jp/29967324/
2024-03-15T10:00:00+09:00
2024-03-15T11:17:42+09:00
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随筆
赴き、無事に帰郷することができた人の口癖に「あの時死んだと思えば何でもできる」とか、「拾った命だから大切にする」とか聞いたことがあります。
病気や怪我で命を失い掛けた人からも、似たような科白を聞きますが、拾った命を無駄にしない道は二つ。積極的に再び挑戦する道を選ぶ、無理しないで静かに生きる道を選ぶ、何れかは人によります。
身体が自由にならない場合は頭で考え、健康ならば頭と身体を使って、病気や怪我で命を失い掛けたことのない人でも、この世に生まれた命は、拾った命と考えて良いのではないでしょうか。
自分の拾った命を生かすには、紙・電子媒体による小説の公表、環境コンサルや環境審査を通じた社会貢献、命の燃え尽きるまで継続することのようです。
考える 機能の消える その前に
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生まれた意義
http://tabikarasu.exblog.jp/29962417/
2024-03-14T10:00:00+09:00
2024-03-14T10:34:56+09:00
2024-03-14T10:34:56+09:00
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詩
この世に生まれた意義も知らないままあの世に行く人も この世に生まれた意義探し続けたままあの世に行く人も この世に生まれた意義は送って下さる人の合掌する心に 読経の 心に沁みる 件あり撮影;ヤスシ君 写真;ツグミ雌
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認知症になり易い人
http://tabikarasu.exblog.jp/29957890/
2024-03-13T12:04:00+09:00
2024-03-13T12:04:54+09:00
2024-03-13T12:04:54+09:00
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随筆
どうして、それほど多くの人が認知症に罹患するのでしょう。原因が判れば処置も可能になりますが、専門家によれば記憶を司る神経細胞の周辺に集まったタンパク質の締め付けで神経細胞が死滅することのようです。そのタンパク質が集まらないようにする薬の開発が進み、人への投与が可能になりました。一方、認知症になり易い人の口癖が宣伝されていましたから、挙げてみましょう。 1)食事を聞かれ「何でも良いよ」 2)誘われても「もう年だから」 3)物事が旨く行かないと「昔は良かった」 4)出掛けない「面倒くさい」 5)若い人を見て「今の若い子は」 これらは高齢者の誰にでも覚えのある口癖ですから、認知症予防の参考にはなりません。 要は、脳の活性化を図ることが認知症予防の一つであると言いたいようです。では、脳の活性化により、記憶細胞の周辺に集まるタンパク質が減るのかと言えば、認知症専門医の方が認知症に罹患した事例がある通り、良く判りません。 原因が不明でも、認知症の進行を抑制し、失った記憶を補う人工知能技術や介護者チーム(人と地域)で、認知症罹患者も安心して暮らせる社会にしたいものです。
認知症 明日は我が身と 思いつつ]]>
猫の鼾で判る外の雨
http://tabikarasu.exblog.jp/29955692/
2024-03-12T15:00:00+09:00
2024-03-12T15:45:17+09:00
2024-03-12T15:43:10+09:00
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詩
鼠も捕らないのに美味しい餌有難うと その礼に枕元で明日の天気教えましょ 明け方に約束通り聞こえた鼾で外は雨
世の中に 寝るより楽は 無いけれど 腹が空くから 起きて働く
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雪崩(なだれ)
http://tabikarasu.exblog.jp/29953936/
2024-03-11T22:21:00+09:00
2024-03-11T22:23:13+09:00
2024-03-11T22:23:13+09:00
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随筆
山の土砂が崩れ落ちるのは、地滑り、崖崩れと言います。 落石は、山の斜面や崖から石が落ちて来ることです。 だから、雪の降らない地方に雪崩だけは発生しません。
冬山に 登る人あり 何故かしら写真;ヤスシ君
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コゲラ
http://tabikarasu.exblog.jp/29950473/
2024-03-10T10:30:00+09:00
2024-03-10T10:35:18+09:00
2024-03-10T10:35:18+09:00
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詩
木つつくドラミング 何処かで聞いている木屑飛び込み防ぐ膜備えているのに驚き
チェンソー ブンブン唸る コゲラ真似写真;ヤスシ君
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侮れない便秘
http://tabikarasu.exblog.jp/29946866/
2024-03-09T12:34:00+09:00
2024-03-09T12:37:16+09:00
2024-03-09T12:37:16+09:00
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随筆
便秘の原因は、食物繊維や水の摂取不足、ストレスや不規則な生活、運動不足や腸の運動や筋力不足のようですから、原因を除去しなければ人間として生きて行けません。
まずは、大腸を占拠した便を取り除きます。素人判断は危険ですから、歯医者に行って虫歯を治療するように、胃腸科に行って処置をお願いしましょう。
応急処置を終え、大腸が動くようになったところで、食物繊維や水を摂取する習慣、規則的な生活、腸の筋力を高める散歩、大腸や小腸を時計回りにマッサージする腸活の開始です。 四年振り 暦に現れ また消える写真;ヤスシ君
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アトリ(花鶏)
http://tabikarasu.exblog.jp/29939584/
2024-03-07T06:53:00+09:00
2024-03-07T06:56:04+09:00
2024-03-07T06:56:04+09:00
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随筆
冬になるとヨーロッパやアジア大陸から日本に渡り、森林や農耕地で見られることが多いようですが、時には数万羽の群で見られることもあるそうな。森林では木の芽、春には桜花を食べ、農耕地では草の種を食べることから「花鶏」と書いて「アトリ」と呼ばれます。 数万羽の大群が草の種や桜花を食べたなら、草は絶え、桜花は散る前に消え、農家や桜愛好家には好まれない鳥かも知れません。
花鶏も 数羽ならば 愛らしく写真;ヤスシ君
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放出駅(はなてんえき)
http://tabikarasu.exblog.jp/29937316/
2024-03-06T18:53:00+09:00
2024-03-06T18:56:07+09:00
2024-03-06T18:56:07+09:00
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随筆
さて、放出駅は何と読んだら良いのでしょう。「ほうしゅつえき」が素直な読み方ですが、何を放出するものか考えてしまします。
取り敢えずおおさか東線の乗り、行先の書いてある駅名の下のローマジを読んで分かりました。放出駅は、「はなてんえき」と呼ぶようです。
放出は地名、その由来は当地が古代の河内湖から淀川への放出口に当たることから、湖水の「はなちで」から「はなちでん」さらに「はなてん」になまったと説明されていましたが、この説明が分かりません。
放出を はなてんと読む ミステリー写真;ヤスシ君
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まわり道
http://tabikarasu.exblog.jp/29931359/
2024-03-05T10:00:00+09:00
2024-03-05T10:39:27+09:00
2024-03-05T10:39:27+09:00
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随筆
それにしても力士の唄う歌は、土俵で激しく衝突する激しさとは掛け離れた優しく甘い歌の多いことでしょう。
増位山さんが唄う歌など、本家の歌手も真似できない甘さ、優しさ、心擽る音色かと思います。
琴風さんの唄う「まわり道」を知ったのは最近のことですが、何度も聞いて、自分の思いを載せて唄えるようになりたい。
急な坂 まわり道でも 良いもんだ
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スイセン(水仙)
http://tabikarasu.exblog.jp/29928843/
2024-03-04T09:30:00+09:00
2024-03-04T10:00:42+09:00
2024-03-04T10:00:42+09:00
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随筆
スイセンの別名を雪中花と言うのは、水仙の不老不死の証のようです。冬の寒さに草花が絶えた春先、地中から新芽をグングン伸ばし、花を咲かせる姿は雪中花に違いありません。
ただ、不老不死のスイセンながら、動物が食べると毒になる成分を全体に有していますから、その成長振りや花に興味を示しても、口にすることはならない植物です。
例えば、スイセンに含まれている成分リコリンは、動物に対して有毒であり、ヒトが経口摂取すると催吐作用を有し、多量に摂取すると死亡する。従い、葉が似ているニラと誤って食べることが無いよう気を付ける必要があります。
スイセンの 生き様真似て 口にせず写真;ヤスシ君
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