2008年 06月 26日
更新審査
何も、目標が未達成な状況を責めるのが、審査ではありません。その状況をそのままにしている仕組みが、方針を達成する観点から見逃して良いものか問うのです。補足すれば、その方針には、仕組みの継続的改善を約束し、また方針には目標の枠組みを設けてありますから、未達成の目標があれば、目標を見直すなり、関連の仕組みを見直さなくてはなりません。
かように、自ら約束した至極当り前のことが実行できていない場合、それが三年間も続けば、審査の評価を待つまでもありません。もとより、経営者の方は、定期的な見直しにおいて、その理由を責任者に問い、対応を指示している筈ですから、その内容を確認し堂々と説明すれば良いでしょう。
ところが、そうしたイレギュラーな内容に限って責任者や担当者が変わり、検討した記録を残していないものです。残っているのは目標値と実績値だけで、その差を埋める対応策がありませんから、説明に迫力が欠けてしまい、これに同情した審査員からは、記録の整備がシステムの改善要素と、基本的な指摘を受けることになりましょう。
出来たより 出来ない理由 明らかに