2007年 08月 05日
変わらないで
一ヶ月ぶりに訪れた構内の新設のホームに降り立ち、西大寺行きの電車を待つ。そろそろ、「桃太郎さん・・・」の音楽が流れる頃である。これを聞く度、岡山に来たことを実感するのだが、それは期待に反して「線路は続くよ・・・」に変わっていた。
音楽には、想い出が付きまとうもの。桃太郎さん以外の曲では、岡山と結び付かない。何ということをしてくれたのか。駅の関係者は、センチメンタルな利用客の存在を知らないのであろう。ハードの更新は宜しいが、想い出が伴うソフトの継続を忘れては、駅の心を失ったようである。
かような不満を誰にも言えないまま、ホームに入った電車を見れば、いつもと変わらぬ古い車両。見慣れた乗客、聞き慣れた岡山弁に安堵し、西大寺までの車窓を楽しむ余裕も生まれ、コンサル前の気合も充実していった。
メロディーに 想い重ねて 夢枕