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白髪の旅ガラス

コンサル道(一)色々

 世の中には、管理系と技術系の支援コンサルがあります。その方法は、前方から手を引く方法、一緒に歩く方法、それに後ろから背を押す方法がありますが、コンサルを利用される側の要望に応じ、適時、使い分けなければなりません。

 こうした支援の中で、コンサルタントとして守るべき道を、僅か十年の経験ではありますが、心許ない記憶の渦から消えないうちに、コンサル仲間とコンサルユーザーに対し、紹介しようと思います。もう少し経験を積んでからとも考えましたが、善は急げと申しますから、未熟な視点はお許しください。

 まずは、「コンサル相手から本音を聞く」ことです。けれど、知らない相手に本音をいきなり語る、無防備な人は居りません。そこで、相手から本音を聞こうと思うなら、コンサル側から支援の真の狙いを話すことから始めます。それでも、本音を聞かせて貰えるまでには、時間が掛かりますが、まずは飽きない忍耐力を持つことでありましょう。

 次に、真の要望を把握したなら、その場で「コンサル相手に迷わず今後の方向性を示す」ことです。勿論、即答できないことも数多くありましょうが、調査後の回答予定を告げること、その即決力が相手に信頼感を持たせることでありましょう。

 最後は、手を引き、一緒に歩き、難所では背を押し、「コンサル相手が知らない間に自力で問題解決ができる」ようにしてあげることです。この最後の段階を迎えたコンサルは、コンサル道を歩む喜びを、全身で感じることでありましょう。同時に、コンサルが終る淋しさにも耐えなければなりません。そこで、コンサル相手と共生するコンサル道を、継続的に探ることになります。


言わずとも 判る相手は 犬と猫
by tabigarasu-iso | 2007-04-25 00:02 | コンサルサービス | Comments(0)