2007年 04月 25日
コンサル道(一)色々
こうした支援の中で、コンサルタントとして守るべき道を、僅か十年の経験ではありますが、心許ない記憶の渦から消えないうちに、コンサル仲間とコンサルユーザーに対し、紹介しようと思います。もう少し経験を積んでからとも考えましたが、善は急げと申しますから、未熟な視点はお許しください。
まずは、「コンサル相手から本音を聞く」ことです。けれど、知らない相手に本音をいきなり語る、無防備な人は居りません。そこで、相手から本音を聞こうと思うなら、コンサル側から支援の真の狙いを話すことから始めます。それでも、本音を聞かせて貰えるまでには、時間が掛かりますが、まずは飽きない忍耐力を持つことでありましょう。
次に、真の要望を把握したなら、その場で「コンサル相手に迷わず今後の方向性を示す」ことです。勿論、即答できないことも数多くありましょうが、調査後の回答予定を告げること、その即決力が相手に信頼感を持たせることでありましょう。
最後は、手を引き、一緒に歩き、難所では背を押し、「コンサル相手が知らない間に自力で問題解決ができる」ようにしてあげることです。この最後の段階を迎えたコンサルは、コンサル道を歩む喜びを、全身で感じることでありましょう。同時に、コンサルが終る淋しさにも耐えなければなりません。そこで、コンサル相手と共生するコンサル道を、継続的に探ることになります。
言わずとも 判る相手は 犬と猫