2018年 01月 16日
人の命は永遠か
寺だより正月号には、「人の命は線か丸か」と題した記事がありました。仏教の考えでは、霊や命は人の体を仮の宿にしていますが、肉体とは関係なく無限に生まれ変わり、別の姿となりこの世に現れまた去っていき、また現れると言うのです。
人の命は丸であると仏は教えていますから、人の身の上は様々に変わりますが命は消えてなくなることはありません。これを信じるか否か、それも人の心のあり方により変わるようです。
命を水に喩えるなら、川の水が海に流れ、海から水蒸気なり空へ上り、再び雨になって降るように、命も不変の存在になりますが、水は命を繋ぐ手段であって、命そのものではありません。
それでも、命は水のように無限に生まれ変わるものとするなら、別の姿に生まれ変わった際に、元の自分を少しでも想い出すことが出来ないものでしょうか。
この身体 先祖の細胞 引き継いで