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白髪の旅ガラス

誰が生徒か先生か

 メダカの学校では、誰が生徒か先生かと唄う箇所がある。中学時代の吹奏楽部の先生と生徒が五十年後に開催した同窓会の写真を頂いたが、誰が生徒で先生か分からない。


先生と思える方は、胸に名札が付いていない方であろう。学生服の姿しか見たことのなかった生徒仲間、今では立派な爺様や婆様となっている。白髪や皺の中に、当時の面影を探して名札の名前と一致した方は少数であった。


 その同窓会には、機会があれば参加してみたいが、長くても三年間の話題に触れることは懐かしいものの、その後の物語の方が遥かに長く、触れたい物語、触れたくない物語、興味のない物語と様々であり、同窓会の内容としては相応しくなかろう。


 同窓会や同級会は、継続的に参加している人には近況を確認する楽しみの行事であろうが、半世紀を経て参加するような人の場合、老人から夢多い少年に舞い戻るつもりが、そうでない現実に直面する勇気が要るようだ。


生徒より 若い先生 秘訣聞く


by tabigarasu-iso | 2018-01-12 17:00 | 随筆 | Comments(0)