ブログトップ

白髪の旅ガラス

ロウバイと勘違いのオウバイ

 他所様の庭に咲いたロウバイを楽しみに暮らすこと数年が経ち、機会があれば苗を手に入れて自宅で楽しみたいと思っていた願いが強過ぎた所為か、鉢植のオウバイ表示を見付けて直に購入した。


 暇に任せて水を霧吹きで掛けてやれば、間もなく愛らしい黄色の花が小さな枝に咲き始め、散ったかと思えば新たな芽が花を開き、寒風の吹く外とは別の世界を見せてくれる。


 いずれ花は蝋(ロウ)に似て来るであろうと密かに期待していたが、出窓に置いた鉢のロウバイは花を咲かせて散るばかりでロウにはならない。もしかしたら、オウバイはロウバイの一字違いなどではなく、全くの別物かも知れないと疑って調べた。


 かように、粗忽者とはオウバイをロウバイと勘違いして購入する者のことである。これが作り話なら、オジサン駄洒落の末席にもならないが、本気で勘違いして購入し、真剣にロウバイになるのを待って水をくれていたのだから、笑えない話だ。


青空に ロウバイの花 浮かせ観る

d0052263_21435950.jpg



[PR]
by tabigarasu-iso | 2018-01-11 21:30 | 随筆 | Comments(0)