2017年 12月 30日
改善マニュアルのすすめ
車を運転するには自動車運転マニュル、テレビを観るにはテレビ操作マニュアル、鉄人28号を操るにはロボット操作マニュアル、そして環境管理システムを共通の手順で実現するには環境管理マニュアルがあります。
かようにマニュアルにも色々ありますが、表沙汰になって驚くものは、データ改ざんマニュル、詐欺指南マニュアル、脱税支援マニュアルなど、正義とは掛け離れた裏社会のものでしょう。
ある組織では、トップの指示により、品質データ改ざんマニュアルなるものが整備され、それに基づく改ざんが長年に亘り当たり前のように行われていたようですから、空いた口が塞がりません。
もしもデータ改ざんが原因で事故などが発生すれば、製造物責任に問われる重大な違反ですから、さようなマニュアルは廃止しなければなりません。が、レベルは違うものの、業務実態とは異なる審査向けマニュアルを作成し、それを審査時に提示するのも似たようなものです。
人や組織にも、それぞれ歩むべき道があり、その道を外れないで歩むには、人の背中を見て覚え、人の話を聞いて覚え、或いは文書化したあるべき姿のマニュアルを理解しなくてはなりません。短い人生ですから、出来ることなら改善マニュアルを用意し、正々堂々と生きたいものです。
大掃除 心の垢も 拭いてとり