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白髪の旅ガラス

ISO14001:2015規格移行の模擬審査(内部監査)

 ISO14001:2015規格の内部監査の要求事項として、従来の適合性に加えて有効性の検証が追加されました。この有効性とは、計画した活動を実行し、計画した結果を達成した程度のことです。具体的には、環境方針、環境目標、環境マネジメントマニュアルに約束した内容の達成程度のこと。


内部監査の依頼者になる社長は、内部監査計画の達成度の有効性を評価することが必要になります。今回、社長が審査時に想定される内部監査のQ&Aを紹介しましょう。


審査員;社長、内部監査計画の目的を説明頂けますか?

社長;ISO14001規格要求にある適合性と有効性の検証です。

審査員;確かに、頂いた内部監査計画には環境マネジメントマニュアル、環境方針、環境目標、ISO14001規格への適合性と有効性の検証が目的に記載されています。内部監査報告書には、全て適合していると内部監査責任者から報告されていますが、有効性を検証した結果の報告がありません。環境方針、環境目標の達成度に関する内部監査の検証報告を説明頂けますか?

社長;内部監査は有効であったと報告を受けています。

審査員;確かに、その内容が内部監査報告書にはありますが、何が、どの程有効であったか知る必要性はありませんか?

社長;その通りですね。

審査員;生産部門における電力の使用量削減が未達成です。内部監査では、未達成の原因と是正策が有効か検証されていません。これでは、内部監査計画にある環境目標の有効性の検証が出来ていないのではありませんか?

社長;そうですね。生産部門から節電目標の未達成の原因と対策の報告を受けていますので、内部監査で検証がされていなくても問題がなく、見過ごしていました。とは言え、監査の有効性の観点から検証する必要性がありましたね。

審査員;社長の仰る通りです。今後の内部監査の改善に期待しましょう。


想定の 問答捻る 翁あり

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by tabigarasu-iso | 2017-05-11 11:30 | ISOマネジメント | Comments(0)