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白髪の旅ガラス

改善の機会:2015

 環境ISOには、意図した成果を達成するため、改善の機会を決定する要求があります。しかしながら、意図した成果とは何であり、改善の機会を何処で決定するのか、何れも良く分かりません。


 意図した成果とは、環境方針に整合して、環境パフォーマンスの向上、順守義務を満たすこと、環境目標の達成、それに組織の目標の達成になります。これを達成するための改善の機会を、監視測定、内部監査、それにマネジメントレビューで決定することを要求していますから、何と親切な規格でしょう。


 監視測定で決定する改善の機会は、環境パフォーマンスの向上を更に改善する日常活動が該当します。内部監査で決定する改善の機会は、内部監査員が被監査部門のEMS改善の提案を行うことであり、また、マネジメントレビューで決定する改善の機会は、管理責任者がその改善点を提案し、トップが改善点の決定をすること。


 しかしながら、日常活動での改善提案は習慣化されてるものの、内部監査での改善提案は少なく、マネジメントレビューでの改善提案は皆無に近い。従い、内部監査員に改善提案が出来る能力を持たせることが必要であり、マネジメントレビューにおいて管理責任者が改善提案を行い、トップが積極的に改善提案の決定を行う、つまり環境ISOの改善の機会は経営改善そのものであることを認識して貰うことが大切です。


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by tabigarasu-iso | 2017-01-06 16:01 | ISOマネジメント | Comments(0)