2016年 05月 01日
山寺
それでも訪問の証に大きなワン丸君を二つ買い、安心した車内で居眠りしているところに届いたのは、娘が出先で撮影した山形は山寺の写真でした。岸壁の中腹に建てられた寺の厳しさを和らげる新緑の優しさ、他では味わえないものでしょう。
厳しい階段を幾つも上り足腰に震えが来た頃、岩場を削って作られた寺が現れて、建立した先人達の疲れを知らない仕業に呆れながらも驚いた筈です。果たして、かような岩場に寺を建立した狙いは何でしょう。
坂道を下る際に覚える膝の笑いに耐える時、敢えて山寺にした意味が分かるのかも知れません。そんな山寺に籠った和尚さんも、猫をかん袋に押し込んでポンと蹴りゃニャンと鳴かせたようですから、人の気持とは管理の難しいものです。
新緑に 尻を押されて 山寺へ