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白髪の旅ガラス

監査と審査の大違い

 基準と現状のギャップを検証する監査は、組織が自分で行う第一者監査(内部監査)、取引先が行う第二者監査、それに利害関係のない第三者が行う監査(審査)があります。

 監査基準には、法律、国際標準、取引先の要望、組織が決めた手順などがあり、何れの監査でも、現状と監査基準とのギャップを検証することに変わりはありません。

 しかし、何れの監査にも次のような限界があります。
1)内部監査の限界は、自ら従事する組織の存続や自らの立場を危うくする類の指摘はできません。
2)第二者監査の限界は、利害関係のある取引先の監査になりますから、取引を打ち切る厳しい指摘はできません。
3)第三者監査(審査)の限界は、利害関係のない先から提供された情報だけを頼り行う監査になりますから、信憑性のある資料を提供されない限り、その先に潜む事実は分かりません。

 このところニュースになっている、杭打ちデータの捏造は内部監査機能の欠如であり、粉飾決裁は第二者監査の限界の露出です。世間を騒がすほどのニュースにはならないものの、環境ISOの大幅な改正は第三者監査(審査)の限界を打破しようとするものであり、経営者の説明責任などを要求するものですから、経営者の考えを知り審査先の現場とのギャップを検証することが可能になることでしょう。


  寒い朝 床から出ない 眠り猫
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by tabigarasu-iso | 2015-12-23 09:54 | ISOマネジメント | Comments(0)