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白髪の旅ガラス

得体の知れない審査員

 個人情報を重んじる余り不便なことが起きます。それは複数の審査員が行う審査の事前打ち合わせ時のことでした。
「初めまして。あなたは〇〇審査員でしょうか」
「はい。私は審査員の〇〇です」

 メールでの情報交換は行っているものの、会うのは初めてですから、相手の顔をしみじみ眺めます。眉間に皺が寄っていれば堅物であり、笑顔であれば親しく話ができるでしょう。

 かつて、所属する審査機関には審査員名簿と言うものがありました。名前、顔写真、住所、電話、電子メール、それに専門分野が記載された名簿は、初めてチームを組む際には大いに役立ったものです。

 個人情報保護法が施行され、審査員名簿が廃止された結果、複数の審査員が行う審査で初対面の審査員は、互いの自己紹介から始め、審査内容の打ち合わせをしなくてはなりません。

 ある時、審査員仲間に未だ会ったことのない〇〇審査員のことを聞いてみました。
「自分は嫌いです」
「はあ」
「物言いが横柄で好きになれませんから、はっきり言いました」
「はあ」
「でも、あなたなら旨く行きます。
「はあ」
 果たして、〇〇審査員はどんな方でしょう。


  審査先 審査仲間も 初顔で
得体の知れない審査員_d0052263_1423765.jpg

by tabigarasu-iso | 2015-11-27 18:51 | ISOマネジメント | Comments(0)