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白髪の旅ガラス

更新審査の活用法

 環境ISOには、三年毎の更新審査があります。自動車の免許証の更新と同じようなものですが、安全運転のビデオ鑑賞で更新されるような簡単なものではなく、登録時と同じような審査を受けなくてはなりません。

 環境ISOの登録をしてから十年以上も経過した組織の更新審査では、共通の課題が幾つかあります。それはマンネリ化であり、運営する人の意識に始まり、管理項目、内部監査及び経営層の見直しに至るまで、その根は深い。

 高いレベルでマンネリ化するのは良いとして、そうでない場合は困ります。特に、環境ISOと日常活動の管理項目が分かれ、環境ISOの審査時にだけ登場する管理項目では、誰も本気で取り組もうとはしません。

 せめて、審査中だけでも本気で説明して貰えれば良いのですが、日頃本気で取り組んでいないものを、そのように見せるのは無理なようです。内部監査や経営層の見直しも同じことでして、環境ISO用に準備したものでは、チェックも表面的であり、日頃の厳しい指摘は影を潜めて、殆ど何もないことが問題と言えるでしょう。

 では、こうした環境ISOのマンネリ化から脱却するにはどうしたら良いのか。それは、更新審査を機会に厳しく仕組みを見直すことです。経営層の意識から改め、日常の課題を解決する仕組みを環境ISOに移植するヒント、更新審査の審査員を利用して吸収しましょう。

 その経験 審査先にも 活かそうか
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by tabigarasu-iso | 2015-05-29 18:00 | ISOマネジメント | Comments(0)