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白髪の旅ガラス

沈黙の審査

「沈黙の春」は、レイチェルカーソンさんが有害な化学薬品の影響で春になっても鳥達が鳴かなくなったことを訴えた書籍で、今でも多くの人に読まれています。

「沈黙の海」は、「沈黙の春」と同じような環境破壊の視点から、水族館の水槽に何も入れないものを展示しているもので、現場を見学者に見せる発想には脱帽しました。

 環境ISO審査や環境コンサルに携わる者は、「沈黙の春」は必読書であり、沈黙の春を迎えることがないよう常に話し続けたいものです。「沈黙の海」は遠方ですから、いつか訪問してみたいと願うほかありません。

 環境ISO審査においても、本来ならあってはならない筈の「沈黙の審査」と言われる場合があります。審査員が沈黙しては審査になりませんから、沈黙するのは審査を受ける側に他なりません。

 これは、『威圧的な審査員で何を言っても聞く耳を持たない』、『何か質問すれば分からない専門用語を振り回されてしまう』、『早く審査を終えて帰って貰うのが一番である』など、審査道を外れた審査ですから、「沈黙の審査」だけは流行らないことを願っています。

 また来てね 世辞に言われた 審査員
沈黙の審査_d0052263_1611064.jpg

by tabigarasu-iso | 2015-05-26 12:30 | ISOマネジメント | Comments(0)