2014年 02月 23日
審査報告書の読者
審査員は、審査先の仕組みが規格要求事項に対して適合していることや、或いは残念ながら適合していないことを、審査現場を知らない判定委員会のメンバーに報告書だけで理解して貰わなければなりません。
従い、審査報告書の内容は、審査先では既に承知の事柄ばかりでそれほど関心のない事柄も登場します。クレームの有無、環境事故の有無、目標の進捗など、既に審査先で把握している事柄は、その一例でしょう。
審査先の一番の関心事は、登録が維持出来るか否かです。それに次ぐ関心事は、対応が必要な不適合や観察事項だけで、それ以外の内容は、参考になるものがあれば別として、殆ど読まれません。果たして、参考になるもの、どれほど盛り込むことが出来るでしょうか。
その文書 誰に読ませる 読ませたい