2012年 02月 27日
あわてもの
夜間になれば、盗難の危険性は高まります。そこで心配した責任者は、客から預かった現金を見ながら、職員に尋ねました。
「どうしたものかね」
慌てものの職員は、思い描いたものと口にするものを比較しません。
「冷蔵庫に入れましょう」
「・・・」
何の反応もないのを妙に思い、言い間違いに気付いた職員は改めます。
「間違えました。洗濯機です」
「・・・」
呆気に取られたのでしょうか、誰からも何の反応もありません。
再び言い間違えた職員は、今度こそはと思い切り。
「金庫です」
そう言い終えた後で洗面所へと走り、個室に入ると声を出して笑いました。それが、皆の居る事務所まで聞こえていたことなど、知る由もありませんが。
想い出し 笑い話に 花咲かせ