2011年 09月 04日
窓からの侵入者
昔の家なら、そんな雨を想定して庇も長く張り出し、作業場を兼ねた縁側があり、雨が窓から室内へ直接侵入することなど考えられなかった。
もっとも、嵐の際には雨戸を閉めて、風雨を防ぐ必要がある。今の家でも、その用意はあるが、晴れから雨に急変する天候には、庇と縁側がないから間に合わない。
或る人の言葉を想い出した。
「子供部屋に入ったら、窓の下で雨に濡れたまま。死んだかと思い揺すり起こしましたよ」
庇から壁まで、それに窓から寝床まで、余裕のある家の造りであれば、窓から雨が侵入することなどあるまい。