2011年 06月 07日
落語調で話して
こちらは、そんな眠たい話を我慢して長いこと聞かなければいけない。眠ってしまえば講師の狙い通りだが、貴重な時間を割いて参加したのだから、最後まで耐えながらも聞かなければ勿体無いこと。
そこで、何とか話を面白くして貰いたい。話で面白いのは落語だから、規格解説を落語調で話して貰えれば、眠る人など居ないであろう。
「失礼ですが、落語調で話して貰えませんか」と、手を挙げて言った。そんな受講者からの突然の提案に戸惑いながら、講師は「私には無理です」と弱々しく答える。
俄かに会場が賑やかになったところで、質問者は責任を取った。
「自分の夢を申し上げ、失礼しました。いつの日か、自分で挑戦してみます」
尺越した 無花果の葉に 夏を見て