2011年 05月 11日
緑の世界へ
同じ時間、上野から高崎行きの特急で見える車窓は、高いビルディングこそ見えないものの、人家が密集した戸建の世界であり、誰も感激する人など居ないであろう。
八王子を過ぎた車窓は、雨上がりの霧が山並みを隠し、更に幻想的な世界になった。新宿から四十五分しか経っていない。高崎線であれば、都心への通勤客で賑わう桶川駅辺りである。
その地に巣を構える本人、都心から同じ乗車時間ながら、大きく隔たった中央本線の緑の世界は、現実ではなく幻覚を見ているようであった。
雨上がり 夢か真か 森に聞き