2011年 05月 09日
もう夏ですか
それでも遠回りして、写真に残したい牡丹の大輪が咲く店の前まで出向く。そこには、子供の顔ほど白い花を広げ、良く来たなと自分を待って居てくれた。
その時、何処からともなく現れた二匹の蝶も、猛烈な暑さに呆れながら宙を舞い、しばしば気を失い落下しそうで舞い戻る。
今年初めて目にした蝶の番は、我家の小さな庭にも来てくれることであろうか。開け放った庭先を見詰めながら、冷えた麦酒を口にした。
それが半ダースになる頃、漸く蝶が現われたが、果たして現実であろうか。写真に撮ることも忘れ、五月の花が咲く上を飛翔するままにした。