2011年 04月 11日
懐かしい家山の桜
蒸気機関車が走る時間を選び、石炭の燃える匂いを懐かしく嗅ぎながら、一人家山に向かった今頃、進行方向の左側には満開の桜並木が待ち受けていた。
そんな懐かしい家山を舞台にした刑事物語がテレビで放映されているのを発見し、どうでも良い事件が解決されるまで、その背景に映される家山の風景を見続けた。
ホームを降り線路を跨いで改札を通過する懐かしい駅は変わらない。夕暮れ時、そのホームで金谷行きの電車を待った当時を想い出す。
照明の無い薄暗いベンチに座り、山鳥のケーンと甲高い鳴き声に生まれ育った田舎を想い出したものだ。
家山の 桜を観たい 今一度