2010年 10月 27日
光に射抜かれ
窓からの眺めを楽しんでいるのか、眠っているのか不明だが、後席の人には迷惑なこと。間も無く陽は落ちるから、それまで我慢することにした。
差し込む光を避けるため、屈んでパソコンを操作する。それも長くは耐えられないから、背もたれを一番深く倒して、膝上に置いたパソコンの画面を遠くから見ることにした。
勿論、差し込む光に邪魔され大切な時間に何も見えない諦めと、画面に文字を置けない無念を入力する。
そうこうする間に、太陽は山並みに隠れ、いつもの車内空間が戻った。ブラインドを下ろさなかった席の頭は、相変わらず外を見ている。邪魔しないで良かった。
江戸雨で 尾張で晴れる 秋の旅