2010年 08月 08日
お帰りなさい
それも、楽しみに待っている人が居なければ次第に足も遠退くものです。そうならないように人間関係を維持するのは、人が人として生きる上での務めですから。それを軽んじた人には、人の待つ故郷は消えてしまうことでしょう。
それでも、昔から慣れ親しんだ自然は待っています。良く帰ったと言ってくれない点が淋しいところですが、見慣れた風景に埋没する瞬間に安らぎを感じることでしょう。それが、渋滞に耐えて帰省する動機の半分かも知れません。
『その後いかがですか』
これを故郷に住む親兄弟をはじめ知人に会って言い、何も言わない自然にも投げ掛ける。また、あの世から子孫の元へ舞い戻った先祖には、その後の生き様をゆっくり一つ一つ教えて上げましょう。
『お帰りなさい』
何処からか、そんな言葉が聞こえてくる筈です。
帰省する 先祖子孫で 道も混み