2010年 05月 28日
営業応対の道
立場が変われば、物の売り込み、サービスの売り込みなど、電話やメールあるいは訪問で営業しますから、断わるにしても、話を聞いてみるにしても、営業相手に失礼のない応対が必要です。
とは言え、飛び込み営業に丁寧な対応をしていては、それだけで仕事になりますから、相手の心証を悪くしない断わり方が必要でしょう。
「社長さん、いらっしゃいますか」
「恐れ入ります、ご用件は」
「・・・」
答えない方には、会わない、電話を回さないことを優しく伝えましょう。
「総務の責任者の方、いらっしゃいますか」
「どのような御用件で」
「人材募集の件で、責任者の方にお会いしたいのですが」
「今のところ、必要としておりません」
「それでは、名刺交換だけでも」
「お断りします」
必要のない案件勧誘に名刺を渡せば、必ず次の営業がありますから、優しく断わるのが営業応対の道と言うものです。
依頼を受けて提案書と見積書を送付し、これまた先方の依頼で営業訪問をした場合。
「担当者に急用が入りましたので、替わりにお話を伺います」
ここまでは良くあるケースで、応対に問題はありません。
「改めて提案内容を説明させて頂くと」
「その必要はありません。良く判っていますから」
「それでは、弊社の提案内容と見積内容に関し、貴社の御意向を伺えますか」
「これから書類選考をしますから、その結果によります」
「はあ、それでは今回の訪問依頼は」
「担当者でないと判りません」
こうした例は、営業応対の道から大きく外れますので、厳に戒めたいものです。
【コンサル川柳コーナー】
№17 その鋏 縁を切るのと 迫られて
№18 定年を 過ぎた頃から 若返り
№19 審査員 トップの首に 鈴を付け
№20 船頭の 乗らない船に 乗る勇気
№21 笑いたい 川柳ひねり 疲れ果て
№22 手を返し 強きになびく 風見鶏
№23 先生と 言われてみれば たしか先