2010年 04月 17日
二酸化炭素ばかり何故責める
信頼できる筋(IPCC)から警告され、二酸化炭素の削減に向けて各国が取り組む最中、その筋の根拠が怪しいとの報道がなされた。とは言え、昔に比べて積雪が少なく暖冬の傾向は否定できない事実であり、地球温暖化が進展していることは確実である。従い、二酸化炭素の削減ばかりに集中することを改め、他の原因究明も含めて温暖化対策を見直す必要があるだろう。
ところで、地球温暖化などの環境問題を引き起こす原因を、環境ISOの世界では環境側面と言う。地球温暖化の原因は、温室効果ガスと言う環境側面である。温室効果ガスは、火山や人間の活動によって発生したものであり、前者は何ともならないが、後者なら人の力で何とか対策が打てる筈だ。
人的な温室効果ガスは、地下から採取した燃料を地上で燃やすことで発生する。管理のターゲットは、地下から採取した燃料の使用量を減らし、一方で発生した二酸化炭素を固定する森林を育成することであろう。当然のことながら、燃料の使用量抑制と二酸化炭素の発生量抑制、両者の策は同じではない。してみれば、二酸化炭素の削減ばかり強調する地球温暖化対策は、誤りと言う指摘は尤もな話である。
その事実 誰が言ったか 確かめて