2010年 04月 11日
ISOマネジメント審査員の必要条件
それがISOマネジメントの要求事項に適合しているか、マネジメント審査員は検証します。その検証を通じ、審査を受ける組織に審査が有効であったと評価される為には、理想的なマネジメントの視点からだけでなく、苦戦するマネジメントの視点も取り入れる審査の智恵が必要です。
しかしながら、多くの審査員にはマネジメント経験があるとは言い難く、規格解説や本で得た理想的なマネジメントの知識ばかり口にしますから、そんな審査員からインタビューを一時間も受ける経営者は呆れてしまう。
これでは、ISOマネジメント審査の将来はありません。そうならない為にマネジメント審査員の必要条件を上げれば、相手のマネジメントの特徴を短時間に把握する「見聞力」、問題点を探り当てる「探求力」、同じ視点でマネジメントの意見交換ができる「共感力」を持つことです。
こうした力は、審査員養成コースで身に付くものでしょうか。或いは、審査経験からでしょうか。それとも、これまでの人生経験から備わるものでしょうか。何れにしても、それらの無い方には、審査を遠慮して貰わなければなりません。
川の水 空に昇って また川に