2010年 04月 06日
聞いて貰える工夫
それには、相手の脳に心地良い刺激を与える話が必要です。とは言え、大きな声を出して無理やり聞かせてはいけません。相手が自然に耳を傾けたくなるような話であれば、小さな声で話しても、聞き漏らさないよう身を乗り出してくれることでしょう。例えば、儲かる話、業務改善に結び付く話、失敗を繰り返さない話、売れ筋商品の話、審査で想定される質問の話など。
それでも心が動く気配のない人は居ます。そんな人には、どんな目的でセミナーや打ち合わせに参加されているのか、相手の顔を見ながら名前を呼んで尋ねてみましょう。
「〇〇さん、参加の動機は」
それがどんな答えであれ、否定することなく時間内に回答してあげるのです。
相手の悩みや課題を聞き出すことができれば、全体の進行を妨げないように話を進めながら、その中で聞き出した内容への回答を必ず織り込み、相手の反応を確かめてみましょう。こうして、話が一般的なものから、受講者の身近な内容に言及すると判れば、最後まで眠らず、質問を交えて積極的に聞いてくれる筈です。
改札の 夢から醒ます 無神経