2010年 01月 30日
CSR
そうなれば、いやでもコンサルティングは、方針、目的、実施、点検及び見直し手順を明確にし、その上で社会的責任を果たすことが必要になってくる。ならば、我らコンサルのCSRとは何か。経済面、社会面及び環境面で組織の社会的責任を向上させる支援をすることであろうが、本家のCSRが評価尺度を持ち、社会的貢献度の推移を客観的に評価できるから、コンサルのCSRにも同様な評価制度がなければ、社会的信用の向上は望めない。
そこで、コンサルティングの評価基準を提案するのがコンサルタント。他人が提案する案を黙って受け入れることのない自己主張のストックに溢れるコンサルタント種族の一員として、コンサルのCSR評価基準を提案したい。
クライアントのCSR貢献度の向上を支援するコンサルティングの評価基準は次の通り。
①経営層が作成する方針に社会的責任を果たす重要性の指導の有無
②重点課題の選定で経済面、社会面及び環境面の三分野から選出する指導の有無
③自主基準の設定により遵法性を確実にする指導の有無
④具体的な目的や目標設定の指導の有無
⑤目標を実現する実践的なプログラムや手順の指導の有無
⑥能力向上やコミュニケーション充実の指導の有無
⑦リスク予防管理機能実現の指導の有無
⑧自己チェック機能実現の指導の有無
⑨組織の経済面、社会面及び環境面の問題解決を図る妥当性や有効性を判断できるトップ指導の有無
これら全ての項目に関して「有」をコンサルのCSR合格ラインとしたいが如何なものであろうか。但し、斯様なレベルのコンサルタントは少ない。これを利用するとなれば、それなりの代価を御用意願いたい。
文春の 発行停止が 春分に