2009年 10月 26日
正直な目標管理
経営に環境ISOを活かす意志がトップの方にあるなら、本業の目標を策定する際に環境目標を導く必要があります。従い、予算検討時は多忙につき、それが済んでから環境目標を策定する話を聞けば、その組織は環境ISOを経営の一部に考えていないと言えるでしょう。
営業目標を環境目標と同じにする組織があります。ある商品の不良在庫ゼロの営業目標を達成するため、鮮度管理を徹底し、期限前に価格を再考し、ある販促施策で期限切れ商品をなくすこと。また、これを実現することで、環境目標の廃棄物発生をゼロにすることも実現しようとしています。
環境ISOの内部監査や外部審査を通じ、環境目標の進捗が適時に検証されますから、廃棄物発生のゼロを証明しなければ、営業目標の施策が甘いことに。
「環境目標の数値が厳し過ぎ、正直なところ廃棄物発生はゼロではありません。そこで、目標進捗評価欄には、予定通りではないと」
「貴方は、正直な方ですね。と言うか、目標設定が的を射ていますから、正直に答えない訳にはいかないのですね」
「はい」
「やはり、貴方は正直な方だ」
萩の花 正直者を 想起させ