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白髪の旅ガラス

ボーリング

 土質調査なのか、土質改良なのか、二階の小さな窓から眺めただけでは良く分からないが、朝から昼に掛けてボーリングの機械が騒音を捻り出す。


 キャタピラで移動しながら、径30㎝程の穴を6m余り掘る。30分で一本掘り終え、合計が25本近くになったところで引き上げた。


 一戸建ての解体工事と新築工事が始まる。暫くの間は騒音を出すが、容認して欲しいと業者の挨拶があり、嫌とも言えないから手拭いを貰った。


解体工事は喧しく、振動に弱い木造家屋は何度も揺れたものである。更地になって始まったボーリング、一戸建てでは珍しく、家主が地震対策を考慮してのことか。


彼岸花 咲いてるだろう あの路で

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-22 16:30 | 随筆 | Comments(0)

仮想通貨

 特定の国家により価値の保証がある通貨(ドル、円、ユーロ等)に対し、オンラインサービスで経済活動の出来る貨幣価値を仮想通貨と言うようです。


 仮想通貨は、特定のサービスで貨幣価値を持つものの、他のサービスでは何の価値もありません。その点が法定価値のある通貨との差ですが、特定のサービスの中であれば、取り扱いの手数料もなくオンライン決済が可能であり、その値も予想外に上がります。


 仮想通貨は、ユーザー間で現金取引する行為は禁止されている場合もありますが、法定通貨ではない株の売買が可能なように、仮想通貨を高値の際に売り抜き、法定通貨に換金する投機の予防は難しい。


 それでも、仮想通貨は国家の枠組みを超えた自由通貨として特定のサービス内で普及することは間違いないようです。更に、サービスの枠を広げれば、法定通貨の領域を全てカバーすることも可能でしょう。


 すると、そこは政府の管理が及ばない経済活動の領域になり、税の徴収が難しくなる。税の徴収がなければ国家は成り立たず、国民の豊かな生活を保障することは出来なくなるでしょう。そんな可能性を秘める仮想通貨の動向は、利用しない人でも見逃せません。


縄張りを 作って笑う ハゼもあり



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# by tabigarasu-iso | 2017-09-21 21:00 | 随筆 | Comments(0)

大義名分

 衆議院の解散に際し、大義名分がないとか大義など後から考えれば良いとか耳にします。さて、大義など普段聞かない言葉ですから、大義名分がないと急に言われても、何がないのか判然としません。


 頼みの辞書を調べてみれば、「人として、また臣として守るべき道義と節度」と「行動のよりどころとなる道理。また、事を起こすにあたっての根拠」と説明されています。


 衆議院の解散を決める権限は内閣総理大臣にあり、その条件として大義名分があれば、大義名分がないと追及することも可能ですが、大義名分などなくても解散は可能ですから。


主権を持つ国民は、解散の大義より選挙に出る人に対し、票を入れるか入れないか。解散を言い出した側の責任逃れであれば、票を入れなければ宜しい。その票を入れる先がなければ、無理に投票することもありません。


 何れにしても、自分達の選ぶ人が何を行うのか、その根拠を確かめる必要はあります。調査と評して温泉巡り、その費用は税金を使い放題なら、大義名分などなく汚職に他なりません。友人の商売を助けることが狙いの施策なら、それは節度のないことです。


解散の カナカナゼミが 鳴き始め

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-20 10:00 | 随筆 | Comments(0)

幻の人に会う

 環境ISO審査を終え、通された部屋は見晴らしの良いトップの部屋でした。

「お世話になります」

「報告は聞いています」

 さて、どんな報告がなされたのか分かりませんが、時間を取ってくださったのだから、悪い内容ではなさそうです。


 名刺交換の後、切り出したのはトップでした。

「当初、審査会場に顔を出しましたが、会う価値がないと判断しました。また、環境ISO登録の返上も考えたことがあります」

「そうでしたか。では、時間を取ってくださり光栄です」


再びトップの発言を待ちます。

「当社は客先を選びます」

「審査先も選ばれ、私共が選択されたのですから、懸命な審査に努めました」

「聞いております」

「審査員にも色々な審査員がおりますので、今後はどんな審査員を望まれるのか、要望を出してください」

「分かりました」


 今度は、当方から切り出しました。

「ところで、お年は」

「・・・」

「自分は65歳です」

「それなら、中ヒヨコですな」

「ありがとうございます。若く評価して頂き、鶏になる夢が出来ました」

 こうして、幻のトップと縁が出来たのです。


 審査後 トップに会って 若返り

 


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# by tabigarasu-iso | 2017-09-19 14:30 | ISOマネジメント | Comments(0)

嵐去り夏戻る

 猛烈な風と雨で各地に被害を与えた大型の嵐が去り、猛烈な暑さが舞い戻った敬老の日、いつもの静かさを取り戻したようである。


 虎猫は、玄関マットの上で猫撫で声を出し、家人に背中を撫で回して貰ってから、玄関に降りると前足をドアに掛け、背中を弓なりに反らした。


猫用の散歩綱を肩に着けて貰い、家から一歩外に出れば強烈な日差しが全身を包み込んだが、道脇の猫ジャラシを味見し終えるまで戻らない。


 そのつもりであったが、毛皮を着こんだ虎猫に直射日光は暑過ぎて、家人に声を掛けられる前に自ら家に戻り、敷居の上で横になると溜息を突いた。


雨音に 脳みそ叩かれ 目が覚めて

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-18 12:00 | 随筆 | Comments(0)

環境ISO:2015移行の課題

 これまで10数年も現在環境ISO:2004規格に準じた環境マネジメントシステムを運用している組織が環境ISO:2015規格に移行する際の課題は、大きく分けて二つある。


 一つは、経営と密着した目標設定やシステム運用が求められるようになったことに対し、経営陣や現場が意識の変革が出来ていないことだ。当初から経営のツールとして環境マネジメントシステムを活用している組織は稀であり、経営とは離れ審査用に運用されていたシステムから短期間で抜け出すのは容易ではない。


 もう一つは、2015規格移行への期間が半年もあれば良い方で、数カ月しかない組織もある。環境ISOの審査が9月で年度始めが4月の場合、審査を終えて移行に入る組織では、規格の求める内容を経営陣や関係者が理解し直すことから着手し、半年後の経営目標策定時に環境目標を加えなければならない。


経営目標に環境目標を加えるだけなら簡単な作業だが、経営の目的と一致していない環境方針を経営の目的に合わせ、内外の課題を整理し、リスク及び機会も導き、本業の関する環境側面の特定まで整備するには、環境マネジメントシステムを初めて導入するのと変わらない時間が必要になる。


為すべきことは分かっていても、現場の理解と管理職の意識革命まで半年以内で行うには、内部の人間では抵抗が大きくてどうしようもないだろう。そんな時には、外部の専門家の力を利用すると良い。但し、組織の課題を承知した上で、具体的な指導が可能な専門家を選択する必要がある。


環境ISO2015規格への移行審査の期限は来年の6月、残すところ9ケ月になった。トップの方は、経営に役立つ環境マネジメントシステムの再構築に資源投入を惜しむことなかれ。


山栗を 腰籠一杯 入れたっけ

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-17 14:04 | ISOマネジメント | Comments(0)

向日町

 「向日町」を見て、何と読むのか分からない。「御徒町」を見て、おかちまちと読める人が少ないのと同じこと、地名の呼び方には悩んでしまう。


 それと承知した上でのことであろう、向日町駅のホームには「むこうまち」の表示が出ている。だが、ひらがなだけの表示では、「向日町」が「むこうまち」だと分からない。


 漢字の読める人に親切な表示は、「向日町(むこうまち)」ではなかろうか。ローマ字しか読めない人向けには、「向日町(MUKOMACHI)」の表示が望まれる。


 ところで、向日町駅前に風変わりな像を見付けた。近寄って良く見れば、辛子の頭の人「からっキー」である。その謂れ、乗り込んだタクシーの運転手に尋ねた。

「辛子の産地ですか」

「いいえ」

「では、からっキーの意味は何ですか」

「何でしょうね」


意味不明 辛子人形 悩む旅

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-16 11:00 | 随筆 | Comments(0)

累計四千話

 インターネットの利便性に注目し、勝手に呟き始めてから12年が経ちます。呟く本人も呆れること、今回で累計が四千話になりました。読まれる方に有益な内容だけなら問題はありませんが、明らかに筆者の自己満足もありますから、申し訳ありません。


 苦情を言われる前に詫びながら、以降は更新の頻度を落としても、五千話を目指したいと思います。かような一方的な宣言に呆れる方は、これまでの立ち寄りに感謝する他ありません。


 それでも懲りずに愛読して頂ける方には、環境ISO:2015へ移行している組織の課題を取り上げ、解決方法を紹介して参りましょう。特に、20年も本業とは掛け離れた環境目標を掲げ、本業の目標を環境目標に連動出来ない点、どう解決したら良いのか紹介します。


 ただ、環境ISOの話ばかりでは肩が凝る。さりとて、旅先で見たこと聞いたこと思ったことなど、随筆では関係者が迷惑になりますから、小説として紹介しましょう。つきましては、今後とも気楽にお立ち寄りください。


箸置きに なれたら良いな 呟きは

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-15 07:00 | 随筆 | Comments(0)

京都の夜

 古都を巡る観光旅行なら良いけれど、仕事で泊まる京都の夜は翌日の準備で頭が塞がり、混乱した頭を整理する間に夜が更ける。


晩酌の酒も控えて体調管理、人の羨む京都料理など注文する意欲もなく、食べ慣れたメニューの見える食堂を探し、地下街を当てもなく歩いて、人の並ぶ店は美味いだろうと並ぶ。


♪風の噂を信じて♪

かような懐メロの歌詞とは掛け離れた京都の夜、一人飯をさっさと平らげホテルに戻る翁の姿、誰が想像することであろうか。


京都の夢を壊すついでに追加すれば、今宵、部屋で飲むソフトドリンク、朝食用の栄養食品に野菜ジュースをコンビニで買い求め、明日の昼食も同じコンビニで買うことになる。


折角、京都まで来たと言うのに、駅からホテル、ホテルから地下街、コンビニに立ち寄り再びホテル。仕事を終えたら駅に戻り、新幹線で冷えた麦酒に弁当を掻き込む。


どんなに有名な場所を訪れようが、仕事を控えた身には関係ない。名所の夜を楽しむには、そのためにホテルを予約し、妻や子を連れて出掛けたいものである。


仕事抜き 京都に行こう 紅葉狩り

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-14 18:30 | 随筆 | Comments(1)

 環境ISO規格の2015年版において、6.1.4取組み計画と6.2環境目標と8.1運用の計画の関係が分かり辛いようです。特に、2004年版に慣れた人には、取組み計画で扱う「環境側面」、「順守義務」は分かっても、2015年版で登場した「リスク及び機会」の取組みが分からない。


 例えば、他社にない熟練の設計者や職人の高齢化は、組織が継続して利益を残し存続する目的に対し、潜在的な脅威になり、その逆の他社にない設計者や職人を育てることは、潜在的な機会になります。


これら「リスク及び機会」と「環境側面」及び「順守義務」に対して、環境ISOの仕組みで扱うか、環境ISOの仕組みとは別の仕組みで扱うか、技術、財務、運用、事業の視点を考慮して計画することが6.1.4取組み計画に他なりません。


以降、「リスク及び機会」と「環境側面」及び「順守義務」が進む道は、環境ISO6.2環境目標、8.1運用の計画か、環境ISO以外のマネジメントシステムの道になります。間違っても、6.1.4取組み計画を6.2.2環境目標を達成する取組み計画の策定と混同されないよう。


狭き庭 鈴虫招く 準備する

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# by tabigarasu-iso | 2017-09-13 08:00 | ISOマネジメント | Comments(0)